专利摘要:
本発明は、対象物の輸送を計画および管理するためのシステム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。対象物の輸送の依頼(48)が、クライアントユニット(40)からサーバユニット(34)に送信される(47)。サーバユニット(34)は、上記依頼(48)を受信する(49)と共に処理して、輸送計画者(50)に、上記依頼を承認するかを尋ねる。対象物の詳細および配達時期に関する情報を考慮して、依頼一覧表が作成される。その後、輸送指示が、データ転送装置に自動的に送信され(59)、輸送指示は、実行される(61)。
公开号:JP2011508707A
申请号:JP2010535243
申请日:2007-11-29
公开日:2011-03-17
发明作者:ローステター,ホルスト
申请人:エアバス オペラツィオンス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング;
IPC主号:B65G61-00
专利说明:

[0001] 本発明は、対象物の輸送を計画および管理するためのシステム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。]
背景技術

[0002] 大きくてかさ張った機械であり、複雑かつ高価な機械を製造する時には、コスト、時間、および工場のスペースを節約するために、製造される機械の全ての部品、モジュール、構成材、およびサブシステムの輸送を最適化することが望ましい。特に、大きな旅客機を製造する際には、大きなサブパーツを作成すること、および第3者によって配送されるシステムを適切な時期に購入することが極めて重要である。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 通常、製造用の部品の輸送および配達は、手作業により、製造プロセスおよび時刻表を検討して、部品を適切な時期に依頼することによって計画される。通常、これらの依頼は、ひな形に記入して、これを輸送計画者に提出することによって手作業で行われる。輸送計画者は、輸送の注文を輸送担当者に手渡す。輸送担当者は、これらの注文を、工場領域内の所定の事務所に集める。これらの注文は、手書きされている場合もあり、注文に含まれている配達される部品に関する情報は要約されている場合もある。従って、これらの注文を読み取ることは困難であり、依頼書は、ミスを含んでいたり、不明確であったりする。]
[0004] さらに、非常に広大な工場領域内で部品を輸送することは、時間がかかり、輸送車両を手配する必要があり、積み付け時の輸送時間、保管場所、および車両の用途は変動する。この積み付け時の輸送時間は、過小に見積もられることもある。]
[0005] 従って、本発明の目的は、利用可能なリソースを最適に利用することを可能にし、かつ、依頼を行う顧客と輸送担当者との間のコミュニケーションを改善する、部品の輸送計画管理であって、時間効率およびコスト効率良く実現することが可能な輸送計画管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラムを提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0006] 上記目的は、対象物の輸送を計画および管理するためのシステムを提供することによって実現される。上記システムは、
−少なくとも1つのサーバユニットと、
−少なくとも1つのクライアントユニットと、
−少なくとも1つの通信装置と、
−複数の対象物と工場領域とに関するデータであって、上記少なくとも1つのサーバユニット(34)とやりとりするように構成されている、複数の対象物および工場領域に関するデータを有する少なくとも1つのデータベース(38)のユニットと、を備え、
−上記少なくとも1つのクライアントユニットは、上記少なくとも1つのサーバユニットに、複数の対象物の依頼を送信するように構成されており、
−上記少なくとも1つのサーバユニットは、上記複数の対象物の依頼を受信すると共に処理するように構成されており、
−上記少なくとも1つのサーバユニットは、少なくとも上記対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して依頼一覧表を作成し、上記少なくとも1つの通信装置を用いて輸送指示をデータ転送装置に自動的に送信する。]
[0007] ここでは、対象物は、部品とも呼ばれ、製造される製品の、全ての構成材、モジュール、サブアッセンブリ、および部材を規定するものである。]
[0008] サーバユニットは、製造区域(例えば組立ライン)に配達される必要がある部品の依頼を入力するための手段を有している。適切な時期に、部材を後の製品となるものに組み込むために、これらの依頼には、部材自体の情報、その時の部材の保存場所に関する情報、部材が配達されなければならない場所に関する情報、部材が配達されなければならない日時に関する情報、および依頼を行った顧客に関する情報が含まれている。顧客、例えば、飛行機の組立担当者は、例えばコンピュータ上で、特定の入力用ひな形に記入することによって、依頼を手作業で申請することが可能である。]
[0009] 少なくとも1つのデータベースユニットは、入手可能な全ての部材と工場領域とに関する情報を含んでいる。サーバユニットは、依頼を集めた依頼一覧表を、配達される全ての部品が含まれる時刻表として作成する。輸送計画者は、本発明に係るシステムを用いて、一覧表に挙がった全ての依頼に、所望の時点で輸送作業者および輸送車両を割り当てることが可能である。これによって、処理される必要がある輸送の注文は、上記輸送作業者に、自動的に伝送される。あるいは、サーバユニットが、多数の依頼から、配達時間、部品の情報、その時の保存場所、および配達先の場所を考慮して、これらの輸送タスクを自動的に作成することが可能である。標準的な最適化アルゴリズムが、各部品に規定の輸送時間、輸送車両の性能、および輸送作業者の能力によって、可能な限り最短の輸送タスク開始時間を算出することが可能である。一般に、各部品の依頼が、1つの輸送タスク、または幾つかのサブタスクを生じさせ、この1つの輸送タスクまたは幾つかのサブタスクには、稼働可能な輸送担当者および利用可能な輸送車両が割り当てられ、当該タスクが最小限の手間で適切な時期に行われ得るようになっている。]
[0010] 輸送担当者に、送られてきた輸送タスクについて知らせるために、輸送担当者に、通信ユニットおよび電気的データ転送装置を用いてメッセージが送信されるように構成されている。従って、手書きの依頼書を輸送担当者に手渡しする必要はなく、これらの輸送担当者が、依頼書を、工場領域の所定の事務所において集める必要もない。さらに、中央システムを用いて輸送依頼を直接伝送するため、情報損失を排除することが可能である。]
[0011] このため、データ転送装置は、無線データ転送装置であることが好ましい。無線データ転送装置は、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、または類似の装置であってよい。]
[0012] 通信装置と無線データ転送装置とは、DECTを用いて通信することがさらに好ましい。この規格は、広く用いられており、無線データ転送装置は、所望により、会社の周辺環境における簡素な電話機として用いられることも可能である。]
[0013] また、通信装置と無線データ転送装置とは、無線イーサネット(登録商標)を用いて通信する場合が好ましい。なぜなら、この技術も広く用いられており、既存の社内の無線イーサネットを、この通信のために用いることが可能であり、新たな構造基盤を構築する必要はない。]
[0014] 好ましい一実施形態では、無線データ転送装置は、少なくとも1つのサーバユニットに、輸送開始メッセージ輸送中メッセージ、輸送中断メッセージ、および、輸送完了メッセージの少なくともいずれかを送信するように構成されている。従って、輸送担当者は、輸送の進行状況に関して、サーバユニットに手間をかけずに知らせることが可能である。]
[0015] サーバユニットが、輸送開始、輸送中、輸送中断、および輸送完了の少なくともいずれかを、輸送計画者または顧客に報告するように構成されていることも好ましい。こうすることによって、サーバユニットは、問題または輸送の失敗を、顧客または輸送計画者に容易に報告することが可能である。]
[0016] 他の好ましい一実施形態では、サーバユニットは、輸送計画の有効性を自動的に確認するように構成されている。このため、サーバユニットは、輸送計画の実行中に起こりがちな失敗を検出することができる。輸送タスクを統合したものが、輸送計画として規定されている。]
[0017] さらに他の好ましい一実施形態では、有効性が否定された場合、または輸送タスクが時間通りに終了できない場合に、サーバユニットは、輸送計画を自動的に再構築するように構成されている。これによって、システム全体が、輸送タスク中の失敗または予期せぬ出来事に対して動的に反応可能である。]
[0018] 本発明の目的は、対象物の輸送を計画および管理するための方法によっても実現される。上記方法は、
−対象物の輸送の依頼を、少なくとも1つのクライアントユニットから、少なくとも1つのサーバユニットに送信する工程と、
−上記依頼を、上記少なくとも1つのサーバユニットによって受信すると共に処理する工程と、
−上記依頼を輸送計画者によって承認する工程と、
−少なくとも対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して、依頼一覧表を作成する工程と、
−輸送指示を、通信装置を用いてデータ転送装置に自動的に送信する工程とを含む。]
[0019] 好ましくは、輸送タスクは上記依頼一覧表から作成され、作成された輸送タスクは実行され、輸送タスクの開始、実行中、中断、および完了の少なくともいずれかを、サーバユニットにデータ転送装置を用いて報告される。]
[0020] サーバユニットは、輸送タスクの開始、実行中、中断、および完了の少なくともいずれかを、輸送計画者および顧客の少なくともいずれかに報告することがさらに好ましい。]
[0021] サーバユニットは、複数の輸送タスクが統合されたものである輸送計画の有効性を、自動的に確認することがさらに好ましい。]
[0022] 上記目的はさらに、コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作している場合に、上述の方法に係る工程を実行するための、対象物の輸送を計画および管理するコンピュータプログラムによっても実現される。上記コンピュータプログラムは、
−対象物の輸送の依頼を、少なくとも1つのクライアントユニットから少なくとも1つのサーバユニットに送信するための第1のプログラムコード手段と、
−上記依頼を上記少なくとも1つのサーバユニットによって受信すると共に処理するための第2のプログラムコード手段と、
−上記依頼を輸送計画者によって承認するための第3のプログラムコード手段と、
−少なくとも対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して、依頼一覧表を作成するための第4のプログラムコード手段と、
−輸送指示を、通信装置を用いてデータ転送装置に自動的に送信するための第5のプログラムコード手段とを有している。]
[0023] このコンピュータプログラムは、上述の、本発明に係る対象物の輸送を計画および管理する方法の好ましい工程および実施形態のうちの1つまたは複数を実行するように構成されていることが好ましい。]
図面の簡単な説明

[0024] 図1は、本発明に係るシステムの一般的な機能アーキテクチャを示す概略図である。
図2は、本発明に係るシステムの一般的な技術アーキテクチャを示す概略図である。
図3は、本発明に係る、輸送計画および輸送管理方法を示す図である。] 図1 図2 図3
実施例

[0025] 本発明を、実施例を用いて説明する。添付の図面は、限定するためのものではない。図面内では、類似の参照番号は、類似の部材を示している。]
[0026] 図示した実施形態は、本発明に従って、製造工場の材料の流れを最適化するために物品の輸送を効率よく計画および管理するための手段を提供する。本発明は、一例として航空機産業に基づいて記載される。]
[0027] 図1には、システムの一般的な機能アーキテクチャが示されている。この図では、部品管理モジュール2が、全ての部品のデータの処理を行っている。部品管理モジュール2は、製品の製造に必要な部品を管理および収集するアプリケーションである。航空機産業の例では、これらの部品は、飛行機の翼または機体のパネル、構造的な支持部品、油圧部材、エンジン、電子部品などであり得る。部品管理モジュール2は、上記システムの他のモジュールから独立していることが好ましく、こうすることによって、部品管理モジュール2の全ての基本データは、全く異なるシステムによって再利用されることが可能である。あるいは、本発明のシステムが、部品に関する既存の基本データを使用することも可能であろう。従って、部品管理モジュール2は、製造工程中に用いられる部品に関する必要データを有する全部品カタログ4を含んでいてよい。部品管理モジュール2はまた、部品割り当て6を実行する。部品割り当て6によって、必要な全ての部品は、後の一意の製品に割り当てられる。この割り当ては、概して、割り当てるモデルの番号または部品の番号の割り当てだけを含むのではなく、一意の整理番号を含む具体的な部品の割り当てを含むものである。これによって、製造工程中に用いられる飛行機の全体を記録することが可能になる。] 図1
[0028] 領域管理モジュール8は、工場領域の全ての区域に関連する全ての情報を管理、制御、および収集する。これらの区域は、製造領域、積荷場所、列車の駅、駐車区域、事務所などであり得る。これらの区域は、階層的に分類されている。つまり、例えば事務所は建物のサブ区域ということである。基本区域は、工場領域全体である。領域管理モジュール8は、区域が位置する場所、および、例えば格納場所の最大面荷重値および寸法を含む領域カタログ10を有している。提供された情報は、任意で、広大な工場領域上を正確にナビゲーションするためのGPSデータを含んでいてもよい。さらに、全工場領域(基本区域)の空中写真が提供される。この空中写真には、専用のアプリケーションを用いた処理によって、全ての格納場所またはすでに配置された全ての部品が描かれていてよい。]
[0029] 輸送管理モジュール12は、輸送タスクを計画、調整、実行、および記録するためのアプリケーションである。この輸送管理モジュールは、サブモジュールである、リソース14、計画16、タスク実行22、および報告26を含んでおり、輸送作業者が部品を関連する全ての区域から製造領域まで輸送するための全ての管理が可能である。]
[0030] サブモジュールであるリソース14の内部では、部品に格納場所を動的に割り当てることが提供される。この部品/領域の組み合わせは、領域管理モジュール8によって提供された領域カタログ10内に規定された所定の格納場所に配置された部品であってよい。このサブモジュールではまた、輸送チーム管理アプリケーションが、部品の輸送を行う輸送作業者の調整を行う。タスク計画者にとって必須の入力が、タスクテンプレートおよびタスクシリーズによって低減されるため、輸送タスクの計画および記述が容易になる。]
[0031] サブモジュールであるタスク計画16では、依頼処理アプリケーション18によって、顧客からの依頼が受信され、タスク計画者に転送される。タスク計画者は、依頼を承認または拒否することが可能である。依頼が承認された場合、依頼は、単一の輸送タスクまたは多数のサブタスクに変換される。これらのタスクは、それぞれ、タスク管理アプリケーション20と連携して、リソースとリンクされる必要があり、詳細なタスク記述で満たされる必要がある。]
[0032] リソースおよび輸送作業者が完全に割り当てられた、計画されたタスクを実行するために、輸送タスクは、タスク一覧表または同様のものに表示され、サブモジュールである実行22による実行を待っている。詳細なタスク情報を有するメッセージが、入力/出力装置24を介して送信されてよい。このメッセージは、携帯端末または同様のものに無線で伝送されるeメールまたはショートメッセージであってよい。従って、タスク実行22のためのサブモジュールは、計画されたタスクを物理的に実行させることが可能である。必要ならば、操作者が、タスクを中断、削除、またはずらすことが可能である。1つのタスクが終了または中断した後は、タスク計画モジュール16へのフィードバックによって、次のタスクを途切れずに継続的に実行することが可能である。]
[0033] 輸送管理モジュール12は、タスクを計画および実行することに加えて、タスクの計画および実行の進行を、タスク計画者および顧客に報告することが可能である。これは、報告アプリケーション26によって完了する。報告アプリケーション26は、案内のために、タスクの計画および実行の進行に関する資料および分析を印刷および表示することが可能である。]
[0034] 本発明に係るシステムには、いくつかの他のモジュールが組み込まれていてよい。これらのモジュールは、車両管理モジュール28であり得る。車両管理モジュール28は、輸送管理モジュール12が車両の入手可能性、整合性、収容能力、および性能、並びに車両が位置している場所をまだ規定していない場合に、これらを管理するモジュールである。また、輸送管理モジュール12が、従業員の能力、欠勤状態、および位置している場所に関する情報、並びに一般的なシフト表を提供していない場合に、これらを提供可能な従業員管理モジュール30が組み込まれていてもよい。他にも、本発明に係るシステムを、製造計画のための、企業の既存のネットワーク、データベース、インターフェース、または他のシステムおよびツールと効率よく組み合わせるために、多くのモジュールを利用可能である。]
[0035] システムを最適化するためには、上述のモジュール間で情報をやりとりする必要がある。モジュール間における情報のやりとりは、図1では、破線で示されている。例えば、リソース管理14は、領域カタログ10、部品カタログ4、および従業員管理モジュール30と情報をやりとりしていることが明らかであろう。これによって、リソース管理14は、部品を領域に割り当て、必要な輸送作業者の稼働可能性を調査することが可能である。また、タスク計画アプリケーション16は、車両管理モジュール28と情報をやりとりして、輸送車両の入手可能性を調査し、所定の輸送タスクに所定の車両を割り当てることが可能である。リソース管理アプリケーション14と計画アプリケーション16とタスク実行22とが、モジュールである輸送管理14の内部で情報をやりとりする必要があることは、明らかである。さらに、上述の全てのモジュールは、例えば、計画された製品の完成時期を示す全体的な製造時刻表32と情報をやりとりしてもよい。最後に、モジュール間における情報のやりとりは、有効性の確認を可能な限り提供するという点において、さらに最適化され得る。一例として、エラーのため、1つの輸送車両が異なる2つのタスクに同時に割り当てられたなら、この割り当てを変更する必要性は、有効性確認によって発見されることになる。] 図1
[0036] 図2には、本発明に係るシステムの一般的な技術アーキテクチャが示されている。このシステムのコアピースは、依頼を処理し、依頼を行った顧客とタスク計画者と輸送作業者との間で行われるコミュニケーションを処理するサーバ34である。サーバ34は、互いに通信し合うと共に処理作業量を分け合うサーバの群として構成されていてもよい。サーバ34には、オペレーティングシステムがインストールされていることが好ましい。このオペレーティングシステムによって、サーバ34は、情報をやりとりするカスタマイズ可能ないくつかのプログラムモジュールを並行して実行することを可能にするプログラムまたはフレームワークシステムを、実行可能である。] 図2
[0037] サーバ34は、ネットワーク36に接続されている。ネットワーク36は、一般に社内ネットワークにおいて幅広い種類のアプリケーションに使用されているTCP/IPなどのプロトコルによって実現可能である。ネットワーク36は、企業内の主要ネットワークであってよい。このため、完全に新規のネットワークを構築するための追加的なコストがかからない。]
[0038] サーバ34には、部品管理モジュール2、領域管理モジュール8、および輸送管理モジュール12が、コンピュータプログラムによって組み込まれている。データベース38またはデータベース38の群が、サーバ34と通信しているか、またはサーバ34に組み込まれている。データベース38は、工場領域内の区域、製品を製造するための部品、シフト表、製品を製造するための時刻表などに関する情報を格納および出力する。]
[0039] ネットワーク36にはまた、いくつかのエンドユーザワークステーション40(以下ではクライアントまたはクライアントユニット40とも呼ぶ)が接続されている。これに加えて、ネットワーク36には、WLANアクセスデバイスまたはDECTデータ転送装置といった、無線データ転送または無線通信のための装置42が接続されている。この装置によって、輸送計画者または輸送作業者が、PDA、DECT電話などといった携帯端末44を介してサーバ34と通信し、輸送指示を送受信すること、あるいは、輸送タスクの実行失敗、進行、または完了の報告を送信または受信することが可能である。]
[0040] 図3は、顧客による部品の依頼からワークタスクの完了までの全プロセスを詳細に示す図である。図3では、横軸は時間を示している。従って、右側に方向付けられている方法または処理ステップほど、後に実行される。図3の上半分は顧客を示しており、下半分は輸送チームを示している。] 図3
[0041] 組立を行う担当者であり得る顧客46が、依頼48を行う。これはつまり、ネットワーク36を介してサーバ34に接続された、ワークステーションまたは他のクライアント40に入力を行うことである。この入力は、ひな形に記入すること、メニューをクリックすること、または電子入力の他の典型的な手段によって実現可能である。輸送チームの中では、輸送計画者50に、新規の依頼46に関する情報が、eメールまたは他の通信手段によって通知される。その後、輸送管理モジュール12のサブモジュールである計画16が、輸送計画者50に、依頼48を承認する(52)か、あるいは、拒否する(54)か、を尋ねる。依頼48が拒否される(54)場合は、電子的に顧客46に通知される。]
[0042] 承認された依頼は、依頼「計画中」の状態56に遷移する。サブモジュールである計画16は、入手可能なデータを処理し、輸送タスク58を作成する。輸送タスク58は、タスク管理アプリケーション20と連携しながら、輸送作業者60などのリソースや、詳細なタスク記述とリンクされる。依頼された部品の配達可能時期が決定される。この段階で初めて、有効性の確認が行われる。割り当てられたリソース、希望の配達時期、および他のパラメータが適合しないならば、タスクは、計画し直される必要がある。その後、計画者50から、タスク58の実行の取り消し62が依頼される。取り消し62が行われると、顧客46は、通知を電子的に受け取る。]
[0043] 所望の時点で、輸送作業者が、その能力によって選択される。輸送作業者は、実行する対象である新規のタスク58に関する情報を与えられる。新規のタスク58とは、例えば、飛行機の翼用パネルを、選択された輸送車両によって、工場領域内の遠隔の格納場所から組立ラインまで配達することである。このタスク58に関する新規の指示は、好ましくは、サーバ34、無線モジュール42、および作業者の無線装置44間の無線通信を介して、輸送作業者に送信される。これは、手書きの指示書およびそのようなものを用いない直接的かつデジタル式の送信であるため、顧客が依頼を送信した時間から、輸送作業者がこの指示を受信するまで、情報の消失がない点が利点である。]
[0044] タスク58の計画された開始時間に達すると、作業者は、(64によって示される)関連する指示に従うことを開始する。輸送作業者は、システムに、タスクの実行が物理的に開始されたことを知らせる。]
[0045] 輸送を中断させる(66)予期せぬ出来事が起こった場合、輸送作業者は、直ちにシステムまたは輸送計画者50に通知し、これによって、待ち行列にある他の全てのタスクの動的な再計画68を行うことが可能である。これらの、輸送車両の故障などといった予期せぬ出来事の場合、タスクは、「依頼計画中」の状態56に戻る。顧客46には、時刻表に変更があったことが通知される(70)。]
[0046] また、輸送管理モジュール12は、全てのタスクが計画通り実行されているかどうかを確認する。輸送作業者がその場にいないまたは他の問題のために、タスク58の実行を検出することができない場合も、タスク58は、再計画68される。依頼を行った顧客46には、通知が送信される(70によって示す)。]
[0047] 計画されたタスクの終了時間に達すると、タスク58が正しく実行されたかどうかが、輸送管理モジュール12によって割り出される(72)。これは、この目的のために無線装置44を使用した輸送作業者の肯定的なフィードバックを確認することによって実現され得る。最後は、タスク58が成功または不成功に完了する(74)ことによって終了する。この結果は、顧客46に報告される(76)。]
[0048] タスク管理モジュール12が、ルーチン78を確認することによって、タスク58が実行されていないこと、または依頼48が認識されていないことを割り出した場合、依頼48は、計画者50に(80によって示す)および顧客46に(82によって示す)もう一度報告されることになっている。]
[0049] 上述のシステム、方法、およびコンピュータプログラムは、輸送作業者、輸送車両、および時間などの入手可能な全てのリソースを最適化することによって、工場の周辺環境における、部品の輸送および管理を改善する可能性を提供するものである。図示した実施形態は、本発明の範囲を制限するものではなく、本発明に係る原理を明確にすることを意図するものである。従って、本発明は、航空機産業における利用に限定されるものでも、1つの工場空間内のみでの利用に限定されるものでもない。本発明に係るシステム、方法、およびコンピュータプログラムを用いて、飛行機、列車、船、トラックなどといった利用可能な全ての輸送車両を用いて、異なる工場領域、異なる町、および異なる国の間の部品の輸送を調整することが容易に可能である。]
权利要求:

請求項1
対象物の輸送を計画および管理するためのシステムであって、少なくとも1つのサーバユニット(34)と、少なくとも1つのクライアントユニット(40)と、少なくとも1つの通信装置(42)と、複数の対象物と工場領域とに関するデータであって、上記少なくとも1つのサーバユニット(34)とやりとりするように構成されている、複数の対象物および工場領域に関するデータを有する少なくとも1つのデータベース(38)のユニットと、を備え、−上記少なくとも1つのクライアントユニット(40)は、上記少なくとも1つのサーバユニット(34)に、複数の対象物の依頼(48)を送信するように構成されており、−上記少なくとも1つのサーバユニット(34)は、上記複数の対象物の依頼(48)を受信すると共に処理するように構成されており、−上記少なくとも1つのサーバユニット(34)は、少なくとも上記対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して依頼一覧表を作成し、輸送指示を、上記少なくとも1つの通信装置(42)を用いてデータ転送装置(44)に自動的に送信することを特徴とするシステム。
請求項2
上記データ転送装置(44)は無線データ転送装置(44)であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
請求項3
上記通信装置(42)と上記無線データ転送装置(44)とは、DECTを用いて通信することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
請求項4
上記通信装置(42)と上記無線データ転送装置(44)とは、無線イーサネットを用いて通信することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
請求項5
上記無線データ転送装置(44)は、上記少なくとも1つのサーバユニット(34)に、輸送開始メッセージ、輸送中メッセージ、輸送中断メッセージ、および、輸送完了メッセージの少なくともいずれかを送信するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
請求項6
上記サーバユニット(34)は、輸送開始、輸送中、輸送中断、および輸送完了の少なくともいずれかを、輸送計画者(50)または顧客に報告するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
請求項7
上記少なくとも1つのサーバユニット(34)は、輸送計画の有効性を自動的に確認するように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム。
請求項8
上記少なくとも1つのサーバユニット(34)は、上記有効性が否定された場合、または輸送タスクが時間通りに終了できない場合に、上記輸送計画を自動的に再構築するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
請求項9
対象物の輸送を計画および管理するための計画管理方法であって、対象物の輸送の依頼(48)を、少なくとも1つのクライアントユニット(40)から少なくとも1つのサーバユニット(34)に送信する(47)工程と、−上記依頼(48)を、上記少なくとも1つのサーバユニット(34)によって受信する(49)と共に処理する工程と、−上記依頼(48)を、輸送計画者(50)によって承認する(52)工程と、−少なくとも対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して、依頼一覧表を作成する(53)工程と、−通信装置(42)を用いて、輸送指示をデータ転送装置(44)に自動的に送信する(59)工程と、を含んでいることを特徴とする計画管理方法。
請求項10
上記依頼一覧表から複数の輸送タスク(58)を作成(57)する工程と、上記複数の輸送タスク(58)を実行する工程と、上記輸送タスク(58)の開始(64)、実行中、中断(66)、および完了(72)の少なくともいずれかを、データ転送装置(44)を用いて上記サーバユニット(34)に通知する工程と、を含んでいることを特徴とする請求項9に記載の計画管理方法。
請求項11
上記サーバユニット(34)は、上記輸送タスク(58)の開始(64,65)、実行中、中断(66,67)、および完了(72,73)の少なくともいずれかを、上記輸送計画者(50)および上記顧客(46)の少なくともいずれかに通知することを特徴とする請求項9または10に記載の計画管理方法。
請求項12
上記サーバユニット(34)は、輸送計画の有効性を自動的に確認することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の計画管理方法。
請求項13
コンピュータ上で実行されると、請求項9に記載の各工程を実行するコンピュータプログラムであって、対象物の輸送を計画および管理するコンピュータプログラムにおいて、−上記少なくとも1つのクライアントユニット(40)が上記少なくとも1つのサーバユニット(34)に対象物の輸送の依頼(48)を送信するための第1のプログラムコード手段と、−上記少なくとも1つのサーバユニット(34)が、上記依頼(48)を受信すると共に処理するための第2のプログラムコード手段と、−輸送計画者(50)が上記依頼(48)を承認するための第3のプログラムコード手段と、−少なくとも対象物に関する情報および上記対象物の配達時期に関する情報を考慮して、依頼一覧表を作成する(53)ための第4のプログラムコード手段と、−通信装置(42)を用いてデータ転送装置(44)に輸送指示を自動的に送信する(59)ための第5のプログラムコード手段とを備えていることを特徴とするコンピュータプログラム。
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同族专利:
公开号 | 公开日
CA2706074A1|2009-06-04|
WO2009068103A1|2009-06-04|
EP2225714A1|2010-09-08|
US20100312860A1|2010-12-09|
BRPI0722117A2|2014-04-08|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-05-22| A762| Written abandonment of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20120521 |
2012-06-07| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120521 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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